生きものぐらしの心得

「生きものぐらしの心得」とは、月に一度開催している虔十の会主催の寺子屋です。

知的好奇心でいっぱいになり、生物多様性といろんな物との関わりがどんどん知りたくなります。生きものたちと共にあることの楽しさ、伝統的智恵の豊さへの感動、自分とのつながりが感じられる勉強会です。

これまで開催した内容は、以下のようなものです。

  • 日本文学と生物多様性―岡本綺堂篇―
  • 日本画と生物多様性―若冲篇―
  • 『遠野物語』と生物多様性
  • 宮本常一と生物多様性
  • 鎮守の森と生物多様性
  • 南方熊楠と生物多様性(神社合祀問題、南方曼荼羅、粘菌の3回連続講座)
  • 妖怪と生物多様性(いずれシリーズ化の予定)
  • 生物多様性から見た山岳信仰
  • 生物多様性と日本の祭り―東北篇①蘇民祭りを中心に―
  • 生物多様性と日本の祭り―東北篇②馬文化の祭り、オシラサマ信仰を中心に―

今後、生物多様性と日本の祭りはシリーズ化、江戸シリーズもスタートします。

歌舞伎、能、文楽といった芸能、絵本や童話の世界、薬草などまだまだいろんなテーマと生物多様性の関連を学んでいきます。

環境分野とは違う人たちがたくさん参加してくれ、主催している方もおもしろくてやめられない勉強会です!

生き物の話しとなると、
「絶滅危惧種の話しかな?」
「動物には興味ないんだよなー」
「植物は見て楽しめればいいやー」
などと、思われる方も多いかもしれません。

もちろんそういう分野も大切なことなのですが、生きものぐらしの心得では文化、暮らしに注目!!
生物多様性は知ってみればみるほど、身近な話題が満載なのです。

講師は、高尾山の環境保全に取り組み続けているNGO虔十の会の代表・坂田マサコ。国連生物多様性の10年市民ネットワークの代表でもあり、小さな町のカフェから海外の国際会議までと世界を飛び回っています。