先住民族TALK&上映会【魂の水音に耳を傾けて―ダコタ・アクセス・パイプライン問題を考える―】@大阪モモの家

ダコタ・アクセス・パイプライン

この開発に抗議する先住民族2名が、抗議行動のドキュメンタリー映画をたずさえて訪日します!!
このプロジェクトは、スタンディングロック・スー族の水源地を汚染し、聖地を奪うため、世界中で大きな問題になっています。

日本人とダコタ・アクセス・パイプライン

わたしたち日本人は、この問題と決して無関係ではありません。
このプロジェクトの資金の半分は、みずほ、三菱UFJ、三井住友など日本の企業が出しているのです。
日本企業の環境や人権に関する倫理観、それを容認、あるいは「よく知らないから」とスルーしてしまうわたしたち日本人の倫理観が問われています。

多民族の聖地や暮らしを奪うことに手を貸す人々は、自国の風土や環境にも無頓着です。
何より、わたしたちは先住民族に対して加害者でいたくありません。
先住民族の方々がよく語る「マザーアース」に対する脅威は、わたしたちにとっても脅威です。
わたしたちは、マザーアースをめぐる水の循環でつながっています。
遠く離れた大地の水音にも耳を傾けてください。
多くの方のご参加をお待ちしています。

ダコタ・アクセス・パイプラインとは

ダコタ・アクセス・パイプラインは石油パイプライン会社「エナジー・トランスファー・パートナーズ」が、シェール・オイルの生産地帯バッケン(ノースダコタ州)から原油ターミナルのあるイリノイ州まで1886㎞のパイプラインを建設するプロジェクト。
このパイプラインは、アメリカ先住民族のスタンディングロック・スー族の水源地オアヘ湖の汚染し、聖地を破壊してしまいます。
スー族居留地に近い32㎞区間を除くほとんどの部分が建設済みでしたが、2016年12月5日オバマ政権によって中止になりました。
しかし、喜びもつかの間、トランプ政権の誕生によって事態は悪化、2017年2月7日にトランプ政権は、オバマの決断をひっくり返し、パイプライン建設を再開させてしまい今にいたります。

開催概要

【日時・場所】
・5月26日 15:00~19:00(その後交流会) モモの家 http://www.momo-family.org/?page_id=9

【タイムテーブル】
15:10~16:40  ドキュメンタリー映画「AWAKE、A Dream From Standing Rock」上映
16:50~17:00  ダコタ・アクセス・パイプラインについて(青木遥香)
17:00~17:30 マイロン・デューウィー氏お話
17:30~18:00 ウィリアム・パトリック・キンケイド氏お話
18:00~18:20 伝統的知恵と精神世界を守るということ 坂田昌子
18:20~19:00  質疑応答
19:00~     交流会
※一品持ち寄りでお願いします。
※タイムテーブルに誤りがあり、修正いたしました。(5/21)
【参加費】1500円

【参加申込】
要予約
https://ws.formzu.net/fgen/S76573409/
※定員30名※

【出演者プロフィール】

●マイロン・デューウィー(パイユート、ショショーニ族)
ドキュメンタリー映画「アウェイク」監督。文学修士、デジタル・スモーク・シグナルズオーナー、映画監督、映像作家、大学教授
ドローン操縦士、ユースメディアトレーナー。
●ウィリアム・パトリック・キンケイド
ヤンクトン・スー族条約委員会コンサルタント。スー族を校正する7つの「炎の評議会(オセティサコウィンオヤテ)の精神的指導者とともに複数の人権問題に積極的に取り組む。
サンドラデイオコナー法科大学で法務博士(JD)を取得。コロラド州 Inherent Rights Agrrency LLC、サウスダコタ州のW.A.T.E.R連合のマネージャー。
●青木遥香
非営利グループ、ジャパン・スタンズ・ウィズ・スタンディングロック(JSWSR)代表。
2009年から渡米。バイヤーを通してアメリカ南西部の先住民との交流が始まり、彼らの文化、歴史、社会問題に触れる。2016年単身スタンディングロックに向かい、キャンプを訪問。帰国後JSWSRを立ち上げ、各地でパイプライン抗議行動のお話会を開催。
●坂田昌子 国連生物多様性の10年市民ネットワーク代表、環境NGO虔十の会代表。高尾山の生物多様性ガイドも行っている。地元の東京都高尾山の環境保全活動を行いつつ、生物多様性条約締約国会議や国連持続可能な開発会議などにも継続的に参加。ローカルとグローバルをつなぐ環境活動に力を入れ、日本各地での講演活動や地域住民の生物多様性保全に取り組みの支援を行っている。
【主催】虔十の会&JSWSR