水の信仰と祭り

水の信仰と祭り~日本のお祭りと生物多様性vol.3~いきもの暮らしの心得vol25

講師・坂田マサコより

「水の信仰と祭り」

人や生きものが生きていくために絶対欠かせないものは水。
古来より、水の湧き出すところ、温泉の湧き出すところに人々は集まり、集落を形成し、清らかな水を作り出す森や樹木も信仰の対象としてきました。
多くの神社には、「御神水」と呼ばれる湧水があります。
神奈川県箱根神社の龍神水、京都府貴船神社の御神水、奈良県丹生川上神社の「清めの真名井」など例をあげるときりがありません。
それほど有名でない小さな神社にも、奥に回れば岩から水がしみ出していたり、湧水による小さな池があったりします。

水の恵みへの感謝、洪水や出水への畏れ、雨乞いと水をめぐる物語は、多様な祭りを生み出してきました。
奈良県東大寺二月堂の「お水取り」と小浜市神宮寺の「お水取り」、
飯田市遠山郷の「霜月祭り」が有名ですが、長野県南部から愛知、静岡県の山間地帯に分布する「湯たて」神事など
今も続く水の祭り。

今回の「生きもの暮らしの心得:祭りシリーズ」は、水をめぐる人々の信仰、祭りの不思議を学びつつ
現代のわたしたちにとって水の文化を見直すことの意味を問います。

開催概要

・日 時 6月12日(火) 19時~21時30分
・場 所 いまここcafe杜丸
高尾駅北口徒歩3分
・参加費 1000円+ワンオーダー
・定 員 15名 ※要予約※
ご予約は下記リンクのフォームにご記入願います。
https://ws.formzu.net/fgen/S34054539/
・講 師 坂田昌子

☆生きものぐらしの心得とは……

生き物(生物多様性)の話しとなると、
「絶滅危惧種の話しかな?」
「動物には興味ないんだよなー」
「植物は見て楽しめればいいやー」
などと、思われる方も多いかもしれません。

もちろんそういう分野も大切なことなのですが、生きものぐらしの心得では文化、暮らしに注目!!
生物多様性は知ってみればみるほど、身近な話題が満載です。

講師は、高尾山の環境保全に取り組み続けているNGO虔十の会(ケンジュウノカイ)の代表・坂田マサコさん。国連生物多様性の10年市民ネットワークの代表でもあり、小さな町のカフェから海外の国際会議までと世界を飛び回る女性。
本業(というか収入源としてのお仕事)は古本業を営む。大学では歴史学を専攻。

専門家にしか分からない専門用語が並んだりはしないのでご安心ください。フツーの人が分かる言葉で痛快にお話してくださいます♪

ご参加お待ちしています。