魂の水音から―ダコタアクセスパイプライン抗議先住民族との対話@高尾むみじか

ダコタ・アクセス・パイプラインに抗議する先住民族2名が、抗議行動のドキュメンタリー映画をたずさえて訪日します!!

ダコタ・アクセス・パイプラインは石油パイプライン会社「エナジー・トランスファー・パートナーズ」が、シェール・オイルの生産地帯バッケン(ノースダコタ州)から原油ターミナルのあるイリノイ州まで1886㎞のパイプラインを建設するプロジェクト。

このパイプラインは、アメリカ先住民族のスタンディングロック・スー族の水源地オアヘ湖の汚染し、聖地を破壊してしまいます。

スー族居留地に近い32㎞区間を除くほとんどの部分が建設済みでしたが、2016年12月5日オバマ政権によって中止になりました。
しかし、喜びもつかの間、トランプ政権の誕生によって事態は悪化、2017年2月7日にトランプ政権は、オバマの決断をひっくり返し、パイプライン建設を再開させてしまい今にいたります。

わたしたち日本人は、この問題と決して無関係ではありません。

このプロジェクトの資金の半分は、みずほ、三菱UFJ、三井住友など日本の企業が出しているのです。

聖地を奪われるとはどういうことなのか。
水源地の破壊は、先住民族の暮しにどのような影響を与えるのか。
長大なパイプラインは、ゴールが見えないままブレーキを踏むことなく走り続ける人類の道そのもののようなあやうさを感じます。(坂田マサコ)

開催概要

【日時】5月19日 13:30開場 14:00~18:00
【場所】むみじか 高尾駅徒歩3分
東京都八王子市初沢町1299
http://mumijica.aikotoba.jp/
【参加費】1500円

【要申込み・参加申込方法】
定員50名 申込み締切は5月18日まで
https://ws.formzu.net/fgen/S80369067/
このフォームから申込お願いします。

【タイムテーブル】
13:30 開場
14:00~15:00 ドキュメンタリー映画上映
「AWAKE, A Dream From Standing Rock」(アウェイク~ア・ドリーム・フロム・スタンディング・ロック~)
トライベッカ国際映画祭公式入選作品
15:30~ 青木遥香さん
ダコタ・アクセス・パイプラインについて
15:50~ マイロンさん、ウィリアムさんのお話
17:00~ 質疑応答
18:00  終了

【ゲスト】
マイロン・デューウィー(パイユート、ショショーニ族)
ドキュメンタリー映画「アウェイク」監督。文学修士、デジタル・スモーク・シグナルズオーナー、映画監督、映像作家、大学教授、ドローン操縦士、ユースメディアトレーナー。

・ ウィリアム・パトリック・キンケイド
ヤンクトン・スー族条約委員会コンサルタント。スー族を構成する7つの炎の評議会(オセティサコウィンオヤテ)の精神的指導者とともに複数の人権問題に積極的に取り組む。サンドラデイオコナー法科大学で法務博士(JD)を取得し、コロラド州 Inherent Rights Agency, LLC 及びサウスダコタ州のW.A.T.E.R.連合のマネージャーを務める。

・青木遥香
非営利グループ、ジャパン・スタンズ・ウィズ・スタンディングロック(JSWSR)代表。2009年から渡米、駐在。バイヤーの仕事を通してアメリカ南西部の先住民族との交流が始まり、彼らの文化、歴史、社会問題に触れる。2016年単身スタンディングロックに向かい、キャンプを訪問。帰国後JSWSRを立ち上げ、各地でパイプライン抗議運動のお話会を開催。

【コーディネーター】
 坂田昌子
国連生物多様性の10年市民ネットワーク代表、環境NGO虔十の会代表。高尾山生物多様性ガイド。また環境関連だけでなく高尾山天狗トレイル実行委員長、八王子古本まつり実行委委員長など地域活性化にかかわる活動も積極的に取り組んでいる。
地元の東京都高尾山の自然保護を行いつつ、生物多様性条約締約国会議や国連持続可能な開発会議などにも継続的に参加。ローカルとグローバルをつなぐ環境活動に力を入れ、日本各地での講演活動や地域の生物多様性保全の取り組みへの協力を行っている。

【主催】虔十の会&JSWSR